新電力プランに切り替えるだけで
月々の電気代断然お得

新電力で電気料金が
安くなる仕組み

新電力のメリットとしてまず挙げられるのが、電気料金が安くなるということです。
まずは、電気料金が安くなる仕組みについてご紹介します。

「規制料金」から「自由料金」に

電力自由化以前は、規制料金(総括原価方式)が採用されていました。規制料金とは、すべての費用に一定の報酬を上乗せした金額と販売収入を等しくする料金設定方法のことです。このシステムの目的は、収入を保証することで電力会社を保護することでした。電力会社にとって有利なシステムであるため、消費者にとってはデメリットが大きかったといえるでしょう。

しかし、電力自由化によって規制料金から自由料金に変更されました。これによって、各電力会社が独自の判断で電気料金を設定できるようになりました。

電力会社の増加による価格競争

電力自由化が実施される前は、各地域に1社ある地域電力会社が市場を独占していたため、そもそも価格を下げる必要もありませんでした。しかし、電力自由化以降は多くの会社が電力市場に乗り出し、今では何百もの会社が電力を販売しています。

競争相手が多くなればなるほど、各電力会社は顧客獲得に努めなければいけません。その方法の1つが、電気代を下げるということです。他社と同じ料金プランでは、乗り換えてもらうことはできません。そのため、多くの電力会社が他社との差別化を図るために利用者のライフスタイルに合わせた魅力的な料金プランを提供しています。
また、同じ理由で、以前はなかったサービスが次々に登場しました。ガスやスマートフォン、インターネットなどと一括契約するセットプランを選べば、トータルの料金を抑えることができます。また、電気料金を支払うたびにポイントを付与するサービスを提供している電力会社もあります。これらのサービスを利用することで、さらにお得になるといえるでしょう。

新電力で
停電が増えない仕組み

電気は必要不可欠なものであり、供給が不安定だと日常生活に支障が出てしまいます。しかし、新電力に切り替えたからといって停電が増えることはありません。ここでは、その理由をみていきましょう。

停電が起きる理由

そもそも停電が起きる原因とは、ほとんどの場合が自宅の電気設備か送配電設備のどちらかです。自宅のみが停電している場合は自宅の電気設備に問題が、地域一帯が停電している場合は送配電設備に問題があると考えられます。

どちらが原因かは、周りの家の電気が付いているかを確認することで簡単に見極められます。

送配電部門を担うのは許可された企業のみ

電力の供給システムは、「発電部門」、「送配電部門」、「小売部門」の3つから成ります。発電部門は火力発電や原子力発電などを利用して電力を作る部門、送配電部門は作られた電力を各家庭に送り届ける部門、そして小売部門は電力を消費者に販売する部門です。

このうち、停電を防ぐために重要な役割をするのが送配電部門です。そのため電力自由化が実施された後も、送配電部門は引き続き国の許可を受けた企業のみが行います。どの電力会社と契約しても送配電ネットワークは同じであるため、新電力だからといって停電が増えるわけではないのです。

新電力会社が倒産・撤退しても
電力が供給される仕組み

新電力会社の中には小規模な会社が少なくないため、倒産や撤退について心配する人も多いことでしょう。実際、すでに倒産・撤退している新電力もあります。

しかし、契約している新電力会社が倒産したからといって電気の供給が止まることはありません。これは、消費者を保護するための仕組みが整っているためです。

各電力会社は、電気の供給が止まる前に必ず消費者に通知しなければいけません。この通知によって、電気の供給が止まる日を知ることができます。その日までに他の電力会社と契約することで、問題なく電気を使い続けることができます。

万が一他の電力会社と契約できなかった場合にも、地域電力会社が電気を供給してくれます。一時的に電気料金が上がる可能性はあるものの、電気が止まる心配をする必要はありません。

新電力に切り替えて
電気料金を節約しよう

新電力に切り替えるにあたって停電や倒産について心配する人は少なくありませんが、新電力だからといって停電が増えることはなく、倒産によって電気の供給が止まることもありません。安心して利用することができます。

新電力に切り替えることで毎月の固定費が抑えられるため、長期的には大きな節約になります。新電力会社が提供している様々なプランの中から、ぜひ自分に合ったものを探してみてはいかがでしょうか?